インプラント治療は、保険の適応外(自費診療/自由診療)となります。従って、インプラントの費用は保険診療のように国が定めたものではなく、各歯科医院ごとに定められた費用となっています。歯科医院を選ぶ際には、歯科医院によって異なるインプラント費用も含めて、どの歯科医院が自分に適しているかを判断する必要があります。
インプラント費用の構成
インプラントを費用の点から検討するには、まずインプラントの費用がどのような構成で成り立っているかを知る必要があります。
一般に、インプラントの費用は、「検査・診断の費用」+「手術の費用」から成り立っています。
検査・診断の費用
手術前の診断はとても重要です。検査・診断の費用は、検査内容によって異なりますが、人によっては骨量を調べるためにCTスキャンによるレントゲン撮影が必要になるなど、検査内容はそれぞれの方の状態によって異なります。また、歯科医院によっては手術代金に含まれる場合もありますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
手術の費用
一般に、手術に関わるインプラントの費用は「インプラントの埋入手術にかかる費用+上部構造にかかる費用」の合計で表示されています。

実際のインプラント費用は、歯科医院によってばらつきがあるだけでなく、それぞれの口腔内の状況等によっても変動します。
例えば、以下のような要素がインプラント費用の変動に影響します。
- 治療部位(上顎か下顎か、前歯か奥歯か)
- 口腔内の状況やあごの骨の状態
- インプラント体のメーカーの違い
- 被せもの(上部構造の材質)
- 治療計画
- 骨再生の有無
- 地域性など
治療部位や口腔内の状況、骨の再生の有無などによってインプラントの費用は変わるため、 インプラントの治療を受けようか迷った場合は最寄りの日本インプラントセンターの歯科医院までご相談下さい。
2011年インプラント費用の徹底調査
日本インプラントセンターでは、隔年で全国の歯科医院を対象に「インプラント費用の徹底調査」を実施しています。
2011年は、全国362の歯科医院を対象にインプラント費用の調査を実施しました。「全国」の料金分布だけでなく、地域の特性が把握できるように「東日本」「西日本」で分けインプラント費用の分布をまとめたものが以下のグラフになります。
※ここで集計しているインプラント費用には、検査・診断の費用は含まれていません。
※費用設定が複数ある場合には、最安値と最高値の平均値となっています。


全国362医院を対象として行った上記の「2011年インプラント費用の徹底調査」では、1本あたり最大で38万円の価格差がありました。但し、インプラントの費用には、治療の内容によって費用が変動する要素を多く含んでいるため、単純に1本あたりの値段を比較することは難しい面があります。あくまでインプラントの費用は、歯科医院を選ぶための一つの指標であって、それがすべてではないことを十分に理解したうえで、「インプラント費用の徹底調査」を参考にしてください。
歯科医院を選ぶ際には
どの歯科医院でインプラントの治療を受けるか選ぶ際には、インプラントの費用が安いか高いかだけで判断することが大切なのではなく、その歯科医院でインプラントの治療を受けることに対して自分自身が充分に納得できるかどうかが重要です。
当然のことですが、歯科医師の手技や技術は歯科医院選びの重要なポイントとなります。症例数や実績を参考にしてください。また、カウンセリングにより不安や疑問が取り除けたか、スタッフの対応は安心できたか、といった点も歯科医院選びの大きな判断材料になります。インプラントの費用を検討する場合は、インプラント本体の種類や被せものの質もあわせて検討し、治療後の保証範囲などについても十分に確認してください。
歯科医師の技術、歯科医院の雰囲気、スタッフの応対、治療の内容、インプラントの費用、自分に適した歯科医院を選択するためには、できるだけの情報を集めて総合的に検討するように心掛けることが大切です。
日本インプラントセンターの会員によるインプラント治療が受けられる歯科医院については、こちらをご覧ください。
医療費控除
1年間にかかった医療費が10万円を超えた場合(年収によっては10万円以下でも対象になります)、医療費控除によりその医療費が税金の還付対象になります。医療費控除について詳しくはこちらへ